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診療案内

不妊治療

不妊治療とは、妊娠を希望するカップルが自然妊娠が難しい場合に、医療的なサポートを受けて妊娠を目指す治療のことを指します。不妊の原因はさまざまで、女性側、男性側、または両方に要因があることもあります。治療は、原因や患者さんの状態に応じて段階的に進められます。当院では、患者さん一人ひとりに適した治療プランを提供し、妊娠までのサポートを行っています。

不妊治療をご検討中の方へ

Considering Fertility Treatment?

不妊治療をご検討中の方へ

当院では、不妊治療を考えるすべての方が安心して一歩を踏み出せるよう、サポートしています。「もしかしたら不妊症かもしれない…」「どのタイミングで相談すればいいのだろう?」といった不安や迷いを感じていませんか?
不妊治療は、決して特別なものではありません。
約10組に1組のカップルが不妊の悩みを抱えており、多くの方が治療を通して新しい未来を迎えています。私たちは、患者さん一人ひとりの気持ちに寄り添い、最適な治療を一緒に考えていきます。

Fertility Treatment Process

不妊治療の流れ

不妊治療は、患者さんの既往や状況に合わせて進めていきます。基本的な流れは以下の通りです。

初診・カウンセリング

一般検査

<女性>
・採血検査
・超音波検査
・子宮頚がん検査
・通水検査

<男性>
・採血検査
・精液検査

治療方針の決定

検査結果に基づき、最適な治療方法を医師と相談しながら決めていきます。

治療開始

タイミング法、人工授精、体外受精(IVF)、顕微授精(ICSI)など、患者さんに適した方法で治療を進めます。

Fertility Treatment Steps

不妊治療のステップ

1

一般検査

2

タイミング法

3

人工授精(AIH)

4

体外受精(IVF)

不妊治療では、3.人工授精(AIH)までを一般不妊治療、4.体外受精(IVF)をARTと呼び、ARTには体外受精(IVF)のほか、顕微授精(ICSI)、胚凍結・融解移植(ET)が含まれます。

2

タイミング法

期間:6ヶ月程度

基礎体温表や超音波検査などを参考にしながら排卵日を予測し、効果的なタイミングで性交渉がとれるよう指導をします。6ヶ月ほど継続して妊娠に至らなかった場合は、人工授精や体外受精へのステップアップを検討しますが、年齢や病歴等を鑑みてより早い段階でステップアップをおすすめすることがあります。

3

人工授精(AIH)

期間:6ヶ月程度

排卵のタイミングに合わせて、洗浄・濃縮した精子を子宮内に注入します。AIH前日または当日に排卵を促す注射をします。2.タイミング法と違い、培養士が精液を調整し、直接子宮内に注入するため、妊娠率の向上が見込めます。

妊娠率 1回あたりの妊娠率は5〜6%

 

5〜6回実施した場合の累積妊娠率約30%
妊娠した人の約80%が3回までに、約90%が5回までに妊娠されています。7回目以降の妊娠率は極端に低下することから、3~6回の人工授精で妊娠に至らなかった場合は、次のステップへ移ることを考えます。

6ヶ月ほど継続して妊娠に至らない場合は体外受精にステップアップを提案しますが、年齢や病歴等を鑑みてより早い段階でステップアップをおすすめすることがあります。

4

体外受精(IVF)

卵巣刺激により卵胞を発育させ、卵子が成熟したタイミングで採卵し、体外で精子と受精させます。卵管性不妊や男性不妊、免疫性不妊などの原因で自然妊娠が難しい場合に有効です。また、原因不明不妊のご夫婦にも実施されます。当院では採卵1回あたりの妊娠率を高めるため、調節卵巣刺激を第一選択としています。