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診療案内

不妊治療

PGT-A / PGT-SR(着床前遺伝学的検査)

着床前胚染色体異数性検査(PGT-A)

Preimplantation Genetic Testing for Aneuploidy

体外受精・胚移植を行う際、移植前に胚の染色体数を評価する検査です。

治療を受ける女性の高年齢化などを背景に、体外受精不成功や流産を繰り返す症例は増加傾向にあります。その要因のひとつとして、胚の染色体数の異常が挙げられます。染色体異常は胚の見た目や発育速度からは判断が難しく、外見上良好な胚であっても染色体異常を持つ場合があります。

そこで近年、最新の遺伝子解析技術を用いて移植前に胚の染色体数を評価し、正常胚を選択することにより、妊娠率および出産率の向上を目指す試みが提案・実施されています。PGT-Aでは、胚盤胞の栄養外胚葉(将来、胎盤になる部分)の細胞の一部を採取し、専門の遺伝子解析機関(英国または米国)に送付して解析を行います。解析結果をもとに移植する胚の選択に役立てます。

当院は日本産科婦人科学会のPGT-A認定施設です。

Target Patients

対象となる方

日本産科婦人科学会が定めた以下のいずれかに該当するご夫婦が対象です。

  • 女性年齢が高年齢である不妊症のご夫婦(35歳以上が目安)
  • 反復する体外受精胚移植の既往を有する不妊症のご夫婦
  • 反復する流死産の既往を有する不育症のご夫婦

Cost

費用

88,000円(税込)/1胚あたり ※自費診療

検査結果に関わらず費用がかかります。体外受精に関わる費用(採卵・受精・凍結・移植など)はすべて別途自費診療となります。

Notes

検査の特性について

  • 本検査は染色体の「数」を確認するものであり、すべての異常を検出できるわけではありません。
  • 検査には技術的な限界があり、日本産科婦人科学会では5〜15%の誤判定率が報告されています。
  • 細胞採取(生検)により胚にダメージが生じる可能性があります。
  • 検査の結果、移植可能な胚が得られない場合があります。
  • 検体の状態や搬送上の理由により、結果が得られないことがあります。

詳細は来院時に説明書をお渡しします。

Genetic Counseling

遺伝カウンセリング

当院の生殖医療専門医が、検査前および結果判明後に説明・カウンセリングを行います。必要に応じて、連携する臨床遺伝専門医による遺伝カウンセリングもご案内します。

着床前胚染色体構造異常検査(PGT-SR)

Preimplantation Genetic Testing for Chromosomal Structural Rearrangements

PGT-SRは、ご夫婦のいずれかが均衡型転座または逆位の保因者と診断されている場合に、移植前に胚の染色体構造を評価する検査です。染色体の数を評価するPGT-Aとは異なり、染色体の「構造」の異常(不均衡型転座など)を解析し、移植する胚の選択に役立てます。

Target Patients

対象となる方

ご夫婦のいずれかまたは両方が、均衡型転座または逆位の保因者とすでに診断されている方。
受診の際は診断書のご提出が必要です。診断書をお持ちでない方は、事前に染色体核型分析をお受けいただく必要があります。

Cost

費用

110,000円(税込)/1胚あたり ※自費診療

検査結果に関わらず費用がかかります。体外受精に関わる費用(採卵・受精・凍結・移植など)はすべて別途自費診療となります。

Notes

検査の特性について

  • 本検査で検出できるのは「不均衡型」の染色体構造異常です。「均衡型」の構造異常は正常胚と区別できません。
  • 解析限界を超える微細な構造異常は検出できない場合があります。
  • 細胞採取(生検)により胚にダメージが生じる可能性があります。
  • 検査の結果、移植可能な胚が得られない場合があります。
  • 検体の状態や搬送上の理由により、結果が得られないことがあります。

詳細は来院時に説明書をお渡しします。

Genetic Counseling

遺伝カウンセリング

PGT-SRでは、診療連携している臨床遺伝専門医が専門的知見に基づき、検査を受けるご夫婦に対して遺伝カウンセリングを実施します。