タイミング療法【6か月間】
タイミング療法とは…「最も妊娠しやすいタイミングに性交渉を行う」方法です。
排卵日を予測する方法
基礎体温表
過去の傾向からおおまかな排卵日を予測します。
低温→高温への移行期に排卵していると考えられます。
卵胞の大きさを超音波で確認
卵胞の直径が20㎜を超えると排卵が近いと言われています。
補助的に血中卵胞ホルモンを測定し卵胞1個あたり200~300pg/mlぐらいの値になっていれば成熟していると判断できます。
子宮頸管粘液(おりもの)が増える
排卵が近くなると卵胞ホルモンの働きにより子宮頸管粘液が増えます。
頸管粘液は精子が腟に侵入するのを助ける役割があります。
尿中LH
排卵はLHサージが引き金となってピークの16~24時間後に起こります。
尿中LH検査薬は薬局で販売されており、自宅でも確認できます。
当クリニックでは…
- 超音波検査で卵胞の成長をチェックし、排卵日を判断します。
- 条件が整ってきたら夫婦生活を実施するタイミングを指導します。
排卵が自分の思っているタイミングと異なっていることも珍しくありません。
月経が不順だと予測が難しくなり、自分たちなりのタイミングによる性交渉でなかなか妊娠できない場合もあります。もし、タイミング法で妊娠ができないときは次の方法へとステップアップします。